この手法の全体像
本記事では、4時間足でトレンドの大局を把握し、15分足で押し目・戻り目の候補エリアを特定、1分足でエントリーの最終トリガーを引く、段階的アプローチを解説します。移動平均線(長期・短期)とストキャスティクスのクロスを絡めて再現性を高めます。
ゴールデン/デッドクロス単体でなく、傾き・価格位置・ストキャスの同調を重視して「押し目/戻り目」を狙います。
Q&A:各時間軸の役割
Q:4時間足は何を見る?
A:地合い(上昇/下降/レンジ)、重要水平線/チャネル、直近の高安更新を確認。長期MA(例:SMA/EMA 100~200)で上目線/下目線を固定します。
Q:15分足の役割は?
A:押し目・戻り目の候補ゾーンの特定。EMA20/50と価格位置、フィボ/トレンド線、バンド収縮などを重ねて「待つ場所」を決めます。
Q:1分足では何をする?
A:最終トリガー(ピンバー/インサイド/小W/M)+ストキャスクロス確定で発射。損切りは直近スイング外側。
Q&A:セットアップ(移動平均線・ストキャス)
Q:移動平均線はどう使う?
A:4Hは長期MAの傾きで目線固定。15mはEMA20/50の傾きと乖離で押しの深さを推定。価格が傾いたMAの内側へ戻る→再離脱はシンプルで有効。
Q:ストキャスの役割は?
A:トリガーの同調確認。15mで反転兆候、1mでクロス確定を待ってエントリー。
Q&A:押し目・戻り目の見つけ方
Q:押し目(上昇)の基本形は?
A:上昇トレンド中、15mでEMA20/50上や直近高値上での下押し→小反発。1mの小Wボトム+ストキャスクロスで進入。
Q:戻り目(下降)の基本形は?
A:下降トレンド中、15mでEMA20/50下や直近安値下での戻し→再下降。1mの小Mトップ+ストキャスクロスで進入。
指標直前や市場切替直後はボラ急変に注意。4Hの方向と逆張りは見送りが無難。
Q&A:エントリー/決済の実例フロー
- 地合い判定(4H):長期MA上で高安切上げなら上目線。
- 待つ場所(15m):EMA20/50付近や直近高値上のプルバック帯。
- トリガー(1m):小W/M出現+ストキャス上/下抜け確定。
- 損切り:直近谷/山の外側。
- 利確:1Rで一部利確→残りは直近高安・チャネルへ。建値繰上げ。
資金管理ミニルール
- 1回の損失リスクは証拠金の約1%
- 連敗3回でクールダウン
- 週次でスクショ振り返り
チェックリスト&よくある失敗
チェックリスト
- 4H長期MAの傾きと価格位置は一致?
- 15mの押し/戻し候補帯は妥当?
- 1mの小パターン+ストキャス確定を待てた?
- 指標・市場時間を把握?
- R:R ≥ 1:1.5を満たす?
よくある失敗
- 上位足と逆方向に小シグナルだけで入る
- 1分足の未確定クロスで早押し
- 損切りが近すぎ/遠すぎで期待値崩壊
FAQ
Q:移動平均線の期間は固定すべき?
A:基本は固定でOK。ボラに応じてEMA20/50⇔21/55の微調整は可。大切なのは「傾きと価格位置」の一貫性。
Q:ストキャスのダマしが多い…
A:単体で使わず、価格パターンや上位足傾きと併用。クロス確定待ちが有効。
Q:利確が伸ばせない
A:分割決済+建値繰上げで心理負担を軽減。直近高安・チャネルなど到達目安を事前に決める。
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