トレンド転換の基本的なチャートパターンとは?
『ダブルトップ』『ヘッドアンドショルダー』
『ダブルボトム』『リバースヘッドアンドショルダー』
今回は、FXでトレンド転換を狙う場合の基本的なチャートパターンについて解説します。
トレンド転換の基本的なチャートパターンを『高値圏で起こりやすいパターン』『底値圏で起こりやすいパターン』の2軸で覚えましょう。
合計4パターンは暗記しましょう。(ノートに書いて、ポイントを押さえましょう)
この4パターンを暗記することで『相場の節目=リスクリワードが1:1以上になる優位性が高い場面』をみることができるようになります。
Q&Aスタイルで進めていくので、質問に答えながら進めていきましょう。
※前提知識として『ダウ理論とトレンドとは?https://fxstarfield.com/dowtheorytrend1/』を読んでください。
FXのとトレンド転換のチャートパターン(合計4パターン)を暗記しよう!
高値圏で起こるパターン:①『ダブルトップ』 ②『ヘッドアンドショルダー』
安値圏で起こるパターン:①『ダブルボトム』 ②『リバースヘッドアンドショルダー』
- Q高値圏で起こる転換のチャートパターンとは?
- A
高値圏で起こるチャートパターンは2種類あります。
①ダブルトップ
②ヘッドアンドショルダー
- Qダブルトップとは?
- A
高値圏で起こるダブルトップはアップトレンドからダウントレドに転換するときに出現することが多いチャートパターンのひとつです。
チャート内の水平線を引いているラインが『ネックライン』となり、トレンド転換を狙って売る場合の戻り売りをするポイントになります。
ダブルトップではネックラインは高値をつけた後に再度高値を試しに行くときの押し目のポイントとなります。(相場の節目)
そのため、ネックラインを割らずに安値を更新しなければダブルトップにはなりません。
- Qなぜダブルトップのチャートパターンは機能するのか?
- A
高値圏で『ダブルトップのチャートパターン』が形成されるのには相場心理が影響ているからです。
ダブルトップが出現するチャートパターンについて実際のチャートで説明します。
あなたはアップトレンドは継続すると考えて、①でロングをしました。
そのあと、高値が更新できずに②で高値が切り下がってしまい、さらにエントリーポイント①も割ってしまい、含み損を抱えています。含み損を抱えている場合は、±0で損失を抑えるために建値のエントリーポイント①で決済したいと考え、再度上昇してきて③に戻ってきてから決済して損失を出したくないと考えるので、③で決済(下落)するという心理が働きます。このような相場心理が働くので、『ダブルトップのチャートパターン』は転換の機能をしやすくなります。
- Qダブルトップのチャートパターンで注意すべきポイントは?
- A
ダブルトップのチャートパターンで注意するポイントは2点です。
1点目:右の山が高い場合(Mの右側は高い)は転換しない可能性が高まる
2点目:ネックラインまで戻って来ない場合が多々あり、エントリールール化が必要
- Q『ダブルトップの右の山が高い場合(Mの右側は高い)は転換しない可能性が高まる』とは?
- A
ダブルトップの右の山が高い場合は前の高値を更新しているため、ネックラインを割って安値を更新してももう一度高値を試しに来る可能性があります。
これは直近の高値を超えているので買いの勢力が強く、もう一度高値を試しに行くという相場の期待感があるためです。(『トレンド継続』する可能性があると相場参加者が期待する)
相場は相場心理で動くので『相場に絶対はない』ため、右の山が高くても転嫁する場合もあります。(自戒もこめて、念のため)
- Q『ネックラインまで戻って来ない場合が多々あり、エントリールール化が必要』とは?
- A
ダブルトップが出現してネックラインで戻り売りを待っていても、ネックラインまで戻って来ないことが多々あります。ネックラインまで戻ってくる保障はないので、ネックラインの手前で折り返す場合のエントリー根拠を『MAで止まった』『BBで止まった』というルール化をするとエントリーチャンスを増やすことに繋がります。チャートパターン+エントリー根拠を持つことで、エントリー前にリスクリワードを確認することができ、利益を出し続けるために絶対に必要な『リスクリワードと勝率のマネジメント』が可能となります。
- Qヘッドアンドショルダーとは?
- A
ヘッドアンドショルダーとは、トレンド転換のチャートパターンでアップトレンドからダウントレンドに転換する時に出現しやすいチャートパターンです。
ヘッドアンドショルダーは山が3つあり、一番左から左肩、頭、右肩になります。また、チャート内に水平線を引いてあるところが”ネックライン”になり、トレンド転換を狙って売りを仕掛ける際、戻り売りをするポイントになります。
ヘッドアンドショルダーもダブルトップと同様に相場心理によって形成されます。
- Qなぜヘッドアンドショルダーのチャートパターンは機能するのか?
- A
高値圏で『ヘッドアンドショルダーのチャートパターン』が形成されるのには相場心理が影響ているからです。
ヘッドアンドショルダーが出現するチャートパターンについて実際のチャートで説明します。
あなたはアップトレンドは継続すると考えて、①でロングをしました。
そのあと、②で直近の高値を更新したが勢いがなく、もう一度押し目を付けて高値更新を試しにいったが、③で高値が切り下がってしまい、さらにエントリーポイント①も割ってしまい、含み損を抱えています。。含み損を抱えている場合は、±0で損失を抑えるために建値のエントリーポイント①で決済したいと考え、再度上昇してきて④に戻ってきてから決済して損失を出したくないと考えるので、④で決済(下落)するという心理が働きます。このような相場心理が働くので、『ダブルトップのチャートパターン』は転換の機能をしやすく
- Qヘッドアンドショルダーのチャートパターンで注意すべきポイントは?
- A
ヘッドアンドショルダーのチャートパターンで注意するポイントは2点です。
1点目:左方とより右肩が高い場合は転換しない可能性が高まる
2点目:ネックラインまで戻って来ない場合が多々あり、エントリールール化が必要
- Q底値圏で起こる転換のチャートパターンとは?
- A
底値圏で起こるチャートパターンは2種類あります。
①ダブルボトム
②リバースヘッドアンドショルダー
- Qダブルボトムとはどんなチャートパターン?
- A
以下のようなチャートパターンです。
- Qリバースヘッドアンドショルダーとはどんなチャートパターン?
- A
以下のようなチャートパターンです。
FXのとトレンド転換のチャートパターン(合計4パターン)を暗記しよう!
高値圏で起こるパターン:①『ダブルトップ』 ②『ヘッドアンドショルダー』
安値圏で起こるパターン:①『ダブルボトム』 ②『リバースヘッドアンドショルダー』
復習問題
- 高値圏で起こる転換のチャートパターンとは?(2つ)
- ダブルトップとはどんなチャートパターン?(手書き)
- ダブルトップのチャートパターンで注意すべきポイントは?
- ヘッドアンドショルダーとはどんなチャートパターン?
- ヘッドアンドショルダーのチャートパターンで注意すべきポイントは?
- ダブルボトムとはどんなチャートパターン?(手書き)
- リバースヘッドアンドショルダーとはどんなチャートパターン?(手書き)
まとめ
今回はFXでトレンド転換を狙う場合の基本的なチャートパターンについて紹介しました。
トレンド転換の基本的なチャートパターンを『高値圏で起こりやすい2パターン』『底値圏で起こりやすい2パターン』の2軸で覚えましょう。
合計4パターンは暗記しましょう。(ノートに書いて、ポイントを押さえましょう)
『守・破・離』の『守』を徹底すれば勝ちへの道が開けます。
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